めぐみん「私はカズマに節操を求めません」ダクネス「しかし、そうは言っても……」
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名無しNIPPER
[sage]
2018/07/21(土) 22:17:31.83 ID:DaHGsbQ60
カズマ「……俺を嫌ってくれよ、めぐみん」
めぐみん「嫌えません。嫌いませんとも!」
カズマのお願いは即座に却下しました。
どうして嫌えましょうか。むしろ逆効果です。
もっともっと、好きになってしまいました。
ダクネス「お前は、馬鹿な奴だ」
不意に、耳元でダクネスの声が。
私たちをまとめて抱えるような抱き方。
それはまるで兄妹を抱きしめる母親のようで。
カズマ「……ママ」
ダクネス「だ、誰がママだ!? こう見えても私はまだ男と付き合ったことすらないのに!!」
思わずそう呟いた気持ちは私にもわかります。
ですが非常に気持ち悪いですね。キモいです。
でも、そんなキモさが、カズマらしさでした。
ずっこけて、格好悪いからこそ、素敵だと感じて、好きだと思える男は他にいないでしょう。
やはり、カズマはこうでなくてはなりません。
めぐみん「ちなみに計画の発案者は誰ですか? まあ、言わなくともなんとなくわかりますが」
カズマ「アクアだよ」
ダクネス「あいつめ。あとでお仕置きだ」
やはり、そうでしたか。予想はしてました。
どうにもらしくないとは思っていたのですが、全てはアクアの手のひらの上だったようです。
まるでどこぞの女神のような采配ぷりですね。
大方、カズマの苦悩を見透かして、救いの手を差し伸べたつもりなのでしょうが、余計なことをしてくれたものです。困った女神様ですね。
とはいえ、そのおかげで彼の意外な脆さという一面に触れることができました。僥倖です。
普段は飄々としているカズマの素顔が見れたことについては、あの女神様に感謝しましょう。
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