【コンマ安価摩れ】ぐだ男「どう思ってるかチェッカー」
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190: ◆dOmRv1Z.OI[saga]
2018/07/27(金) 12:47:52.43 ID:fMINo7bqo
茨木童子「それにしても……くくく。マスターは吾や酒天と何の気構えも無い。まったく対した男よ、ほれ」

ぐだ男「うまー」

茨木童子「名前を聞くだけで逃げていく輩も多いと言うのになぁ。鬼としては少し情けない、今からでも喰らうてしまおうか」

ぐだ男「……ううん。冗談だとは思うけど、あえて真面目に返すなら。茨木童子がどうしても、心の底からそれを願うなら、僕は食べられても良いと思ってる」

茨木童子「なに?」

ぐだ男「痛いのは嫌だし怖いけど、返しきれない程の恩を」

茨木童子「その先は言うな。マスター、仮に今後吾がマスターの命を奪おうとしたなら迷わず戦え。殺せ」

ぐだ男「……え?」

茨木童子「何が起こるか分からないから一応言っておくぞ。先ほども言ったが、吾は汝を失う気は無い。恩を与えたつもりもない。吾は吾の為に汝に手を貸した。その報酬は今も貰い続けている」

ぐだ男「報酬……なんてあげたっけ……?」

茨木童子「この当たり前に幸せな日々は、何物にも代え難いものだ。これを守るためならいくらでも戦える。なぁ、そだろう?」

ぐだ男「……うん、そうだね。ごめん変なこと言って」

茨木童子「本当にな。酒が不味くなったではないか。ほれ、飲み直すぞマスター。付き合え」

ぐだ男「だから僕は未成年だってば」


茨木童子『退屈な日々の筈だ。少なくとも前までならそう考えていた。だが、マスターと共に在れば……』


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