2: ◆K7qLUv4H.Lbp[sage]
2018/07/18(水) 20:51:16.59 ID:uyIh3AmDO
―その様子に何事かと次々に人が集まって来た
「ちひろさん……どうしたんですか?」
「うふぅ、いつからプロデューサーさんの後ろではなくて、女の子を追い掛けるようになったんですかぁ?」
―彼女達は知らない。ちひろと呼ばれた女性の手にある紙に書かれた内容を
「そんなんじゃ……それより申し訳ありませんが、管理人さんに頼んで鍵を持ってきていただけませんか?」
「え?は、はい」
―返事をしたのは髪の毛をツインテールにまとめた少女
―少しの間をおいて管理人を連れて帰って来た
「ちひろさん?どうしたんですか?こんな朝早くから……」
「これを……手紙にこうありましたので」
「何々……ええと……っ!!」
「嘘……」
「まさか……そんな」
―次々に少女達の呟きが聞こえる
―しかし、女性は構っている余裕はなく
ガチャガチャ
「嘘……開かない」
「中のチェーンか何かで止めているんでしょうか?」
「押忍!私にお任せを……でやぁぁぁぁ!」
ガギッ
「開いた……うっ」
プワーン
―流れて来たのは生臭い匂い
―しかも鉄の匂いがする
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