2:名無しNIPPER
2018/07/18(水) 19:56:36.65 ID:a+yMwHR40
ある春の休日、俺は朝から溜まっていた洗濯をこなすと部屋の掃除をし仕事の資料をまとめると時刻は11時過ぎ
小腹が空いたのでたまには近所で外食しようとドアをあけるとアパート前面の駐車場で大家の音無郁子さんが女性と立ち話をしていた
3:名無しNIPPER
2018/07/18(水) 20:10:09.42 ID:a+yMwHR40
P「大家さん、おはようございます」
郁子「もう昼前ですよ、お仕事は休みなんですか?」
P「はい、たまには近所で外食しようと思いまして」
4:名無しNIPPER
2018/07/18(水) 20:22:01.02 ID:a+yMwHR40
すると1号室のドアが開き中から一の瀬の婆さんが出てきた
一の瀬さん「なんだい、宴会の相談かい私に知らせず宴会なんて許さないよ!おや管理人さん久しぶりじゃないか」
春香母「お墓参りの帰りにちょっと寄ってみたら郁子ちゃんとばったりそこで会って」
5:名無しNIPPER
2018/07/18(水) 20:39:43.88 ID:a+yMwHR40
郁子「お義母さん、5号室のPさんが春香ちゃんの事務所の人だったんですよ」
P「はい、765プロダクションで天海春香の担当プロデューサーをしています」
一の瀬さん「へえ、あんた会社員だって言ってたけどどおりで部屋で宴会やった時にアイドルの本が沢山あったわけだ、それにしても5号室とはね」
6:名無しNIPPER
2018/07/18(水) 20:51:43.38 ID:a+yMwHR40
朱美「久しぶり〜管理人さん」
春香母「朱美さんもお変わりないようで」
マスター「おやPさん、昼に来るのは珍しいですね管理人さんとはお知り合いで?」
7:名無しNIPPER
2018/07/18(水) 20:56:25.14 ID:a+yMwHR40
春香母「どこからお話したら良いのかしら?私とあのアパートと音無家のこと」
P「いえ、無理にとは言いません」
春香母「春香のためにも聞いてもらいたいんです」
8:名無しNIPPER
2018/07/18(水) 21:09:29.38 ID:a+yMwHR40
私、最初の夫と死別してるんです
最初の夫と義父のお墓参りに今日は東京に来ました
惣一郎さ…最初の夫は高校時代の地学の先生でした、ちょうど春香と同じ年頃ですね
9:名無しNIPPER
2018/07/18(水) 21:17:45.20 ID:a+yMwHR40
P「そんな事があったんですか…」
春香は美少女と言っても差し支えないほど目鼻立ちが整っているがこの母はまるで女優のように美しい
10:名無しNIPPER
2018/07/18(水) 21:42:51.99 ID:a+yMwHR40
春香母「ところで話は変わりますけどプロデューサーさんお付き合いしてる人とかは?」
P「格好つければ仕事が恋人状態ですね、今は娘さんをトップアイドルにすることしか考えてません」
春香母「春香はプロデューサーさんが好きなんですよ、男性として」
11:名無しNIPPER
2018/07/18(水) 21:54:48.26 ID:a+yMwHR40
あの一刻館は今の建物になる前は木造の古いアパートでした
一の瀬さんや郁子ちゃんのお婿さんの賢太郎君、朱美さんも今も4号室に住んでいる四谷さんもその頃からの住人です
夫に先立たれたあと家で悲嘆に暮れていた私を見かねた義父が私を一刻館の管理人の仕事を任せてくれて私は音無家を出て
12:名無しNIPPER
2018/07/18(水) 22:04:48.96 ID:a+yMwHR40
お分かりだと思いますけどあのアパートの住人は変人揃いで管理人が長続きしなかったのも私が管理人になった理由です
そして5号室に2つ年下の浪人生が住んでいて頼りないけど優しくて真面目な人で弟みたいに思ってたんですが、私が管理人になってしばらくたったある夜に泥酔して
私の事を好きだと連呼しながらアパートに帰って来ました
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