246:名無しNIPPER[saga]
2018/07/20(金) 18:15:04.02 ID:0/Sidr0b0
▼
アリサ「ほら朝よー! 惰眠を貪る子には──って」
少年「あ、おはようございます」
アリサ「……起きてるし。だいぶ衰弱してたのにケロッとしてるあたり、あんたタフね」
相変わらず奇妙なモノを見るような目で、見つめてくる。
助けてくれたことにはとても感謝しているのだが、
自分のことを珍獣か何かだと思ってる節が見える……。
アリサ「さて、あんたには聞きたいことが山ほどあるわけだけど」
アリサ「あんたの名前から戸籍が見つからないとか、経歴とか昨日の経緯とか」
少年「うっ……」
アリサ「けど、それはもういいわ。あんたの気持ちが一番大事だし。話したくなったら話しなさいな──それまでこの屋敷でゆっくりしときなさい」
ニコっと、彼女は優しく微笑んだ。
その優しい笑顔は写真の『高町なのは』さんを彷彿させるものだった。
389Res/116.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20