54: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 20:24:36.33 ID:TQ5drJ1c0
水戸駅。鹿島臨海鉄道大洗鹿島線。
3分ほどで切符を購入できた(手売りだった)ので「全然待たなかったなあ」と言うと、「そうか?」とアンチョビは不思議そうな表情を浮かべた。
今日のアンチョビは黒縁の眼鏡と深めの帽子で顔を隠しており、新鮮で可愛らしい。
大洗鹿島線の列車は、入り口に段差があったり車内券売機が置かれていたりと、いかにも私鉄らしかった。
一人分の座席が空いていたので彼女を座らせる。
そして再び田畑。並ぶ家屋。
味噌ラーメン屋。川。ボート。
マリンタワーが遠くに見えて、大洗への到着を知る。
「やった! 着いた! 大洗だ!」
「いつになくテンションが高いな、戸庭っ!?」
「いやだって年に一度のお祭りだし」
「地元にも祭りはあるだろう……? まぁ、わたしも祭りは好きだけどな!」
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