236: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/20(金) 22:28:05.16 ID:LvNYVq+e0
ふいに、ミカがすっと立ち上がる。
「ど、どうしたのミカ?」
ミカはカンテラを手に部屋の扉の方へ歩いていくと、
「大洗の夜風は気持ちが良い。アンチョビもどうだい?」
と、比較的わかりやすい言葉を吐いた。
「お、おー。そうだな」
連れだって部屋を出て行く二人を、俺と柿葉さんが見送った。
アンチョビとミカが戻ってきたのは、それから3時間も経ってからのことだった。
その頃、俺と柿葉さんはガルパントークに花を咲かせ、缶ビール片手にわいわいとさきいかをつついていた。
すっかり出来上がってしまった俺はアンチョビに「戸庭! 部屋に戻るぞ!」と腕を引っ張られ、名残惜しくもミカと柿葉さんの部屋を去った。
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