2: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/15(日) 21:37:44.03 ID:ema8T1+O0
2017年11月5日。日曜日。
一人暮らしのリビングで、アンチョビが眠っているのを見つけた。
「…………???」
昨日は従姉妹の結婚式。
地元の愛知まで出向き久方ぶりの親族と顔を合わせ、疲れ果てて埼玉の自宅へ戻った俺は、酒をかっくらいながらガルパンの劇場版を観て眠りについたのだった。
それで、何故、自宅にアンチョビが?
まだ寝ぼけているのかと冷蔵庫からボトルコーヒーを取り出して口に含んでみたが、やはり目の前のアンチョビは消えてくれない。
いや、『アンチョビ』と表現してはいるが、冷静な頭で考えれば、彼女はアンチョビのコスプレをした一ファンに過ぎない。
コスプレの完成度は相当に高く、身に纏ったアンツィオ高校の制服などは、市販のものでなくおそらくは手製だろう。
彼女はこたつに倒れ込むようにして眠っているが、目を覚ます様子はない。
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