18: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/15(日) 22:07:34.47 ID:ema8T1+O0
「――まぁ、助かるなら、決まりですね」
悩んだところできっとアンチョビの答えは変わらない。
だからさっさとそう言ってしまうと、彼女もすぐに言葉をかえした。
「……うう、なにからなにまで世話になって申し訳ない。絶対にお礼はするからな!」
「いえ、ホントお礼とか良いんですけど」
「あ、それだ。そろそろ、それをやめよう」
「はい?」
「敬語だ敬語ー。わたしの方が年下なのに敬語とかおかしいだろー?」
あぁ、まぁ確かに。
こちらとしては全国的な有名人と接してる感覚なのだからそりゃあ敬語になろうものだが、向こうからすれば違和感もあるのか。
「じゃあ、はい。ここからはタメ口で。これで良い?」
「うん、良いぞ」
アンチョビは笑顔で答えた。
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