159: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/18(水) 22:13:12.98 ID:/cdPx5HI0
「……しっかり休んでばっちり治す気は本当にあるのか?」
疑わしげに見るアンチョビに俺は言葉をかえす。
「病院って暇なんだよね。1日1時間作業してた方が気が紛れる。アンチョビさんはデスクトップPCの方使ってよ」
りんごを食べながら5分ほど交渉したところで、アンチョビは「じゃあ明日だ。明日からな」と折れた。
アンチョビが帰り、なるべく眠った方が治りも早くなるだろうと俺は目を瞑った。
仮眠のつもりが、目覚めると真夜中。
俺は暗闇の院内を恐る恐る歩き用を足すと、再び病室へ戻り布団にくるまった。
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