【偽三次創作】どこかの誰かの話 その2【のんびり、まったり】
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219:俯瞰者 ◆e/6HR7WSTU[sage saga]
2020/04/30(木) 22:18:10.31 ID:9RRNOhS40
張コウ君で押し通しますよwだって辞書で出ないし合成も面倒くさいw
「……」
はい、本人は非常に複雑かつ不満げですwそのうち作者が背後からばっさりされるかも。
それはともかく、導入その4です。


「何モンだ?おめえら」

柄が悪いのは百も承知だが、こちらからすれば見ず知らずからいきなりそんなこと言われれば警戒してしまう。
だが、女のほうは一向に気にした風もなく、

「この惨状をもたらした関係者。ですかねぇ」

身も蓋もなく正体を明かしやがった。
一瞬、力の限り殴り飛ばしたい衝動にかられるが欺瞞の可能性にすぐ行きつき、衝動を抑え込む。

「名は?」
「程立と申します」

頭の上に妙なものを乗せ、眠たげな表情、それに合わせたかのようなのほほんとした口調。
脳内の人別張で該当する人物を照合するが……

「知らんな」

あ、思い切り体勢崩しやがった。

「張コウさん、構わないからやってしまうのですよ」
「いや、無理だ」

程立が俺を指さしながら男に喧嘩を売らせる。だが一言で却下する男。どうやら張コウというらしい。
「二郎さんの悪辣な頭脳として恐れられている風を知らないなんて偽物です。偽物は消去するのです」
「いやだから、無理だ。完全に隙を消されている」
ほう。姿を見せた時から常に俺の視界の死角にいたことといい、俺が完全に臨戦状態にあることを見切っていることといい、どこかで聞いた姓といい、
恐らくだがあの一族の人間だろう。
どれ、

「張コウ。とかいったな。張勲という女狐に心当たりは?」
「!!」
一転、濃密な殺意。間違いない、あの女狐の係累だな。

「で、この洛陽を日干しにした連中がしがない六品官の俺に何の用だ?まさかただ喧嘩を売りに来たわけではあるめぇ?」
「いえいえー、喧嘩なら張コウ君が後で存分に買い付けるつもりですがー。まずはご挨拶をと思いましてー」
俺の問いかけに、さっきまでぎゃんぎゃん吠えていたとは思えないほどの冷静ぶりで目的を明かす程立。
「挨拶。ねぇ。というか手前ぇらの言葉が本当なら、このくそったれな状況の落とし前をつけさせるところだが?」
はっきり言って、こいつらが本当に今の事態の関係者とやらならぶん殴りたくて仕方ねぇ。だが、俺の頭の中はさっきからそれを制止する声がひっきりなしに
鳴り響いている。
というか、関係者ならここまでのいきさつを知っているだろうしあと董卓の居場所も掴んでいるんじゃねぇか?そこら辺も吐いてくれりゃ、俺の進む先も
はっきりしそうだ。
というか、お前ら俺が誰をぶん殴りゃこの事態が改善するか知っているだろ?つうか焚き付けに来たろ?

「分別のある重臣、と思ってましたがー結構血の気が多いのですねー。ですがー内部の秘密を話すにはそれなりの見返りが必要なのでー」
「まぁそうだよな。で、何が欲しい?金か?情報か?つっても民曹の情報なんざもらっても使い道はねぇだろうしな」
「いえいえー。そうではなくー」

そこで思わせぶりに言葉を切った程立。だが次の言葉は、

「御飯が食べたいのでしてー」




なぬ?



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