【偽三次創作】どこかの誰かの話 その2【のんびり、まったり】
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俯瞰者
◆e/6HR7WSTU
[sage saga]
2020/04/29(水) 13:29:12.16 ID:ANmDVSv70
導入その3の、2です。
諮問が済んだので、二人を下がらせて再び思考する。
(結局、個人でやれる事の範疇を超えた事態が進行している。ってぇことだよな。そういう事を平気で仕掛けられる連中といや、
やはり『あいつら(母流龍九商会)』なんだろう。
だが、そもそもがわからねぇ。
大将軍何進公が殺られて、皇帝の首がすげかえられて、政務自体は董卓が握った。その際に袁も何らかの巻き添えを食った。
なんせ未だにあの豪邸が封鎖されたままだからな。
で、物流と商流が途絶して物の値段は天井知らずになり民が巻き添えになった。
当然、董卓を怨む声は大きくなる。だから董卓は自分の身の安全のために表に出ない。
でもな、俺たちみたいな無関係な役人まで会わないか?表面上はそういう所は無頓着というか『必要なら会う』という感じだったぞ。
側近が宦官共に命じて外に出させない?ありえるが、にしちゃあ側近の姿が見えねぇ。
大将の身の安全を図るのに、外様の宦官を安易に使うか?)
そこまで考えた時に、何かが引っかかる。
(ちょっと待てや、まさか宦官共董卓を拉致したか?それならあの執拗な面会拒絶も辻褄が合う。合うんだが……)
証拠が無い。それどころかこの仮説が正しいかすら検証できない。
(とりあえず、今までのごたごたの中で袁も巻き添え食らった。だから報復と謀略の一環で物流を締め上げた。
とはいえ、郭商会に手を出せば俺が黙っていないから袁の連中は触らないし董卓側は洛陽じゃ零細だから邪魔をする気もない。
そのおかげで細々だが物資が途切れていないのも確かだ)
嫁から聞いた話だが、南皮の郭商会本店も洛陽の支店も言葉にできない程の忙しさらしい。
唯一の独立物流ゆえに発注は貴賤を問わず殺到し、本店のほうも人手をかき集めて荷を送り出しているがそれにも限度がある。
そういや、何度か洛陽の支店で暴動寸前の事態を収束させたな。それだけ物が欠乏しているのか。
しかし、これ以上の事はいくら考えても堂々巡りになるので、
「おう、ちいと表へ出てくるぞ」
気分転換で洛陽城下へ出る。
城下は『これが都か?』と思う程荒廃し疲弊している。
開いている店は数えた方が早く、比例して人通りもまばら。つうか甲冑姿の方が圧倒的に多い。
そんな中を堂々と官服の俺が歩いているからまぁ目立つ。
「「「「「「「貴様何者だ!」」」」」」
「あ?見りゃ分かるだろうが」
「文官が城下に何の用だ!」
ゴラ、喧嘩売っとるだろ。そう決めた。今決めた。
おもむろに指揮官と思しき奴の首根っこを掴むと、
「おら、説明してやるからこっち来いや」
と路地に引きずり込む。向こうは抵抗するがゴリラなめんな、力で引きずり込む。当然部下も雪崩込み、
「おまーらの目は節穴か?偉そうにすんなボケ!締めるぞボケ!喧嘩売ってるのかボケ!舐めてるだろボケ!」
俺の悪罵に合わせて一人、また一人と路地の入口から俺に殴られては飛び出して通りに倒れる。
最後に指揮官を通りの中央付近まで手加減なしで殴り飛ばすと、再び悠々と歩きだす。
が、
ぱちぱちぱち。
手のひらを数度打ち合わせる音と共に、
「いやはやいやはや、聞きしに勝る膂力と戦い振り。なるほど、伝説になるわけですねぇ」
頭に妙なものを乗せた女と、
「……」
俺から見た視界の死角に最小限の気配で佇む、無言の男がいた。
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