【偽三次創作】どこかの誰かの話 その2【のんびり、まったり】
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153:俯瞰者 ◆e/6HR7WSTU[sage saga]
2019/08/18(日) 14:06:30.95 ID:cPIZM9Ft0
普通台風が過ぎたらちょっとは涼しくなるもんだが(挨拶)

>>148->>151
ほぼ同じことを建築士や施工管理から解説されました。
ガソリンの危険性については私自身危険物乙種と第四類取り扱い持ちなので熟知してましたが、その上で専門に解説されると京アニの放火殺人犯の
性質の悪さが一層目だって何ともいえないやるせなさが。
世間でよく言われている「いい人ほど早く(天に)召される」んじゃ今回の犠牲者の方々はよい人だったのですね。
そう思わないとやってられんわ。

追悼にもならんが、こんなのを

36人が気づいたとき、そこは見慣れたスタジオではなかった。
パソコンも電子機器もなく、沢山の作画用の机とその周囲に山と積まれたセル画。その机にしても彼ら彼女らの目には古臭く映る。

『どこなんだろう、ここは』

全員が同じ疑問……自分たちが勤務していた京アニと同業者らしいがここまで古い物を使っているスタジオは彼ら彼女らの知る限りない……
を抱いた。
きょろきょろと周囲を見渡すうちに気づいた。作画机に向かうアニメーター達の表情が非常に生き生きしている。
そしてスタジオ全体に活気と熱気が充満している。否、充満をこえて溢れ出している。
その光景は普段の自分たちであり普段の京アニでもある。
そんな中を奥から一人の人物が歩いてきた。
シルエットは小柄であったがやがて人物が近づいてくるにつれベレー帽が目に付く。

『ま、まさか』

36人が同じ感想を抱いて人物に注目していると、

「いやはやそこまで熱心に見られると照れてしまいますな」

……ベレー帽にメガネ、どこかおっとりした雰囲気をまといつつその表情は飄々。
漫画界の伝説、手塚治虫氏が穏やかな表情で36人の前に来る。
そして、

「虫プロへようこそ。といっても天国のスタジオですが」
続けて、
「私たちは京都アニメーションの作る作品を常に注目していました。皆さんは災いに巻き込まれてこちらへ来てしまったのですが、
私たちとしては京都アニメーションという新しい思想、技術、表現を持った集団の一員を迎えることが叶いました。
ここなら世俗のしがらみも金銭という縛りもなく作りたい物を思う存分作れます。
もしよければ、我々の一員に加わっていただきたいのですが」

熱っぽく語り、勧誘する手塚氏。志半ばで理不尽な死を遂げた36人に漫画界の伝説の勧誘はあまりにも強力で、
『我々にどこまで出来るかわかりませんが、参加させて下さい』
ここに天界最強のアニメスタジオが完成することとなる。






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