ジェリド「安価とコンマでこの手にすべてを掴む!」Part3
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748:名無しNIPPER[saga]
2019/04/06(土) 23:56:38.73 ID:GLF7fiMp0
昨日は寝落ちしてしまいました。すみません。

ハマーン「…………ミネバ様、何の御用でしょうか?」

ミネバ「……ハマーンは先ほど何をしていた?」

ハマーン「…………先ほどは見苦しい姿をお見せしてしまい申し訳ありません」

ハマーン「ですが、もう心配は…………」

ミネバ「噓だ!」

ハマーン「!?」

ミネバ「私…私、知ってるんだよ?……ハマーンがいつも……ああしているのを……!」

ハマーン「……ご心配には及びま」

ミネバ「ハマーン!本当の……本当のことを言ってくれよ!」

ミネバ「ハマーンはおかしい!あの日から、シャアがいなくなった日から!」

ハマーン「…………ミネバ様!」

ミネバ「こんなハマーン……私は……私は、見たくない!」

ハマーン「ミネバ様!」

ミネバ「ハマーン!」

ミネバ「お願いだ、ハマーン!元の、シャアがいたころのハマーンに戻ってくれよ!」

ハマーン「……………………」

ハマーン「……………………」

ハマーン「……………………もう、戻れるわけない」

ミネバ「…………ふえっ?」

ハマーン「……私は……私の生きる意味は、大佐が私に与えてくれたもの」

ハマーン「……大佐は、私の生きる意味だった」

ハマーン「……あの時光に焼かれて大佐と死ねればよかった」

ハマーン「……あの時大佐を助けて死ねればそれでよかった」

ハマーン「なのに、なのに…………!」

ハマーン「なぜ私だけ生き残った?なぜ?なぜだ?なんで?どうして?」

ハマーン「どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして」

ハマーン「……ふふっ!そっか!大佐は死んでも、私に生きる意味を与えてくれたんだ!」

ハマーン「大佐の願いをかなえる!それが私の生きる意味!」

ハマーン「だから、もう止まらない。もう振り返らない。だって、そうやって進み続けないと、私に生きてる意味なんてないもんね」

ハマーン「もう戻ったところで大佐はいない。進み続けたその先に、大佐はいるんだから」

ハマーン「ねえ、ミネバ様?わかったでしょう?」

ハマーン「私がおかしい?ふふっ!だろうね。こんな、大佐のいない世界でまともに生きていられるほうが狂ってる」

ハマーン「ねえ、ミネバ様。さっきの演説、なかなかのものだったでしょう?……でも、あの私は本当の私じゃない」

ハマーン「え?じゃあ、この私は?……残念、これも本当の私じゃない」

ハマーン「…………………………………………あれ?本当の私ってなんだっけ?」

ハマーン「………………………………………………………………………………………………………………………………まあ、いっか!」



ミネバ「は、ハマーン…………」

ハマーン「ミネバ様。もう夜も遅い。早くお休みになられては?」

ハマーン「私は寝るとします。では、ミネバ様」

ハマーン「おやすみなさい」ニコッ


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