ジェリド「安価とコンマでこの手にすべてを掴む!」Part3
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535:名無しNIPPER[saga]
2019/02/13(水) 02:33:39.70 ID:hjTaKykk0
3

ジェリド「………しかし、しかしです」

ジェリド「ジャミトフ閣下。自分は閣下の考えに全面的に賛同することはできません」

ジャミトフ「……ほう」

ジェリド「…………例え、どんなに素晴らしい理念を持っていたとしても、その手段に闘争を用いてしまってはダメなんだ」

ジェリド「……人を傷つけて成し遂げた理念は、その純粋さを失ってドロドロとした憎しみの連鎖へと引き込まれて行ってしまう……!」

ジェリド「それでは、閣下も、民衆も、そして地球も、誰一人救われない!」

ジャミトフ「…………では、どうすればよいというのだ!」

ジャミトフ「お得意のニュータイプですべてが片付くとでも思っているのか!?そんなわけがない!中尉のそれは理想論にすぎん!」

ジャミトフ「必要なのは手の届かぬ理想などではなく、現実的な手段なのだ!」

ジェリド「……確かに、自分の言うニュータイプ論は理想論に聞こえるかもしれません」

ジェリド「……ただ、理想、というのは、いつから手の届かないものになってしまったんでしょうか」

ジェリド「理想といわれると、それは手の届かない、追い求めても達成できないもののように思える」

ジェリド「しかし、本当に手が届かないのだろうか」

ジェリド「あと一歩、手を伸ばせば、つかめる位置にあるものなのではないだろうか。手を伸ばさないだけなのではないだろうか」

ジェリド「…………それは、理想という言葉を空想という枠に押し込めて、それを掴む努力を怠るのと同じことだ」

ジャミトフ「中尉…!」

ジェリド「……閣下は、自分に閣下の地球に対する友愛と敬愛の気持ちとを伝えてくれました」

ジェリド「もうすでに、閣下はその一歩を踏み出しているのです」

ジェリド「……………………」

ジェリド「…………俺は、いままで戦ってきて、悩んで、相談して、また悩んで、相談して」

ジェリド「そうしてきて、ようやく気づいたことがあります」

ジャミトフ「…………それは、なんだ?」

ジェリド「俺は、これまでニュータイプのことを、自分の意思を人に伝える力だと思ってきました」

ジェリド「だから、その力がある自分は、それをする義務がある、しなければならない、と」

ジェリド「……しかし、それは過ちでした。驕りでもありました。それはある意味、自分を特別な存在だと認識しているということだからです」

ジェリド「……………ニュータイプだから伝えるのではない。伝えるからニュータイプなんです」

ジェリド「……伝えようと思うから、ニュータイプなんです」

ジェリド「……閣下。閣下はもう、知ったはずです。それが、どういうことなのかということを…………!」

コンマ下2桁

90以上ジャミトフ、まさかのNTに覚醒
40-89ジャミトフ、NT論に目覚める
00-39少しは理解を示してくれた

下2

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