ジェリド「安価とコンマでこの手にすべてを掴む!」Part3
1- 20
472:名無しNIPPER[saga]
2018/12/27(木) 01:20:18.91 ID:lyN4wRvE0
ゼダンの門

ジャミトフ「何!?バスクがエゥーゴ艦隊を撃滅しただと!?」

側近「確かな情報です」

ジャミトフ「ぬう……例の件は保留とする」

側近「はっ」

ウイーン

ジャミトフ「まさか成功するとはな……」

ジャミトフ「……リスクを取ってでも排除すべきか?」

ジュピトリス

シロッコ「しかし……シャア・アズナブルが消えたのは思わぬ収穫だったがバスクは生き残ったか……」

シロッコ「ふふ、まあいい。所詮はナンバーツーだ。ジャミトフさえ片付けばあとはどうとでもなる」

シロッコ「少し焦れったくはあるが……時を待つとしよう」


食堂

ピキーン

ジェリド「…これは……」

マウアー「どうかしたの?」

ジェリド「いや………」

マウアー「………何もない、わけないでしょう?」

ジェリド「……何か……何かを感じる……」

マウアー「何かって……ジェリドでもわからないの?」

ジェリド「いや……何か、言葉では言い表せないような……深淵に蟠る闇のような、そんなものを感じる」

マウアー「深淵なんて随分と大げさね?」

ジェリド「本当に底が見えないんだ」

マウアー「そんなもの、いったい誰が……」

ジェリド「わからない。ただ……知っているような、知らないような……知ってはいるのに、全くの別物のような…そんな気がする」

マウアー「ジェリド」ギュッ

ジェリド「なんだ?マウアー」

マウアー「……最近のジェリドはどこかに行ってしまいそうな顔をしているわ」

ジェリド「別にどこにも行きやしないさ。もっとも、上からの命令があれば別だがな」

マウアー「そういうことじゃないのよ。行ってしまいそうなのはあなたの心よ」

ジェリド「心?」

マウアー「……こんな風にニュータイプの力で人の思念を読み取っていたら、いつかあなたの言う深淵に引き込まれてしまうんじゃないかって」

マウアー「……それが怖いの」

ジェリド「大丈夫だ、マウアー。心配するな。俺の心は何処へも行きやしない。………いつでも、マウアーと一緒だ」

マウアー「ジェリド………」

ジェリド「だから……」

マウアー「……ええ。わかったわ、ジェリド。もう不安がったりしない。………私は、ジェリドの心の在りどころになる」

マウアー「もしジェリドが遠くに行っても、迷子になっても帰ってこられる、そんな在りどころに」

マウアー「だから、ジェリドは恐れずにどこまでも行って」

ジェリド「ああ。ありがとう、マウアー」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
833Res/375.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice