ジェリド「安価とコンマでこの手にすべてを掴む!」Part3
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356:名無しNIPPER[saga]
2018/10/19(金) 23:39:10.71 ID:kOwo8eDY0
クワトロ「まさかハマーンがあれほどまでにもミネバの動向に注視していたとは…」

クワトロ「自らの地位を担保するミネバには常日頃から気を使っているということか?」

クワトロ「とすればミネバを教育したのも…」

クワトロ「いやしかし、なぜ私がいるうちから…」

ウイーン

ミネバ「今日も聞きに来てくれて感謝する」

クワトロ「いえ、いつもお招きいただきありがとうございます」

ミネバ「シャア、すまぬ。今日は演奏はしないのだ」

クワトロ「では、なぜ私を?」

ミネバ「話がしたかったのだ」

クワトロ「ならばそうおっしゃってっていただければよかったものを」

ミネバ「シャアの表情を見て、何か考え事をしているように思ったから…」

クワトロ「…そういうことでしたか。ミネバ様は聡明でいらっしゃる」

ミネバ「シャア、いったい何を悩んでいたの?」

クワトロ「…ミネバ様のことについてです」

ミネバ「私?」

クワトロ「…ええ。なぜハマーンはミネバ様にザビ家の帝王学などを教え込んだのかということを考えていたのです」

ミネバ「…それは、私がザビ家の一員で…」

クワトロ「違う!…ミネバはザビ家の下賤な連中とは違う、純粋な心を持っている!」

クワトロ「それにハマーンは…自らの地位を守るためにミネバを使った!これもそのためだ!」

ミネバ「…自分を守るため…」

クワトロ「そうだ。だからそういう教育を…!」

ミネバ「ううん、シャア…それはきっと違う」

クワトロ「あの頃の記憶があるとでも仰るのですか」

ミネバ「覚えているわけじゃなくて…感じるの。ハマーンは…あの時のハマーンも、今のハマーンも、誰かの期待に応えようと頑張っているんだって」

クワトロ「……」

ミネバ「自分のためじゃない、だからこそ…」

クワトロ「…ミネバ様、すみません」

ウイーン

ミネバ「あ…」

クワトロ「…………」



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