ジェリド「安価とコンマでこの手にすべてを掴む!」Part3
1- 20
122:名無しNIPPER[saga]
2018/08/02(木) 13:07:38.87 ID:6iUad1Bg0
ゼダンの門

ジャミトフ「作戦は失敗、というわけか」

バスク「はい。申し訳ございません」

ジャミトフ「貴公のドゴス・ギアも大分危なかったと聞く。艦隊のダメージは無視できるものではない」

バスク「それについては重々承知しております」

ジャミトフ「…それで、次はどうしようというのかね?これ以上失敗を重ねるようでは……」

バスク「まず、エゥーゴがアクシズと手を組んでいるのが問題です。ですから、まずはその切り崩しを」

ジャミトフ「…ほう。いいだろう。私のほうで手をまわしておく」

バスク「ありがとうございます。次に、エゥーゴ艦隊の大半がいると予想されるグラナダ。これを、コロニーレーザーで焼き払います」

ジャミトフ「……!使うというのか…コロニーレーザーを……!」

バスク「使わない手はないと考えます。奴らに損害を、そして恐怖を!コロニーレーザーで示してやるのです!」

ジャミトフ「……わかった、許可しよう」

バスク「はっ!失礼します!」

ウイーン

ジャミトフ「…シロッコのほうにも伝えておけ」

側近「はっ!」

ウイーン

ジェリド「失礼します。閣下。御用というのは…」

ジャミトフ「来たか。今回中尉を呼んだのは、転属の話でだ」

ジェリド「転属…」

ジャミトフ「そうだ。中尉にはジュピトリスに移ってもらう。もちろん、シロッコの監視としてだ」

ジェリド「はっ!……しかし閣下。それだけならば人を通しても…」

ジャミトフ「それだけではないということだ。この転属に際して、二つの圧力があった」

ジャミトフ「一つは言うまでもなく私のものだ。君にはシロッコを監視してもらわねばならないのだからな」

ジェリド「それはわかりますが…もう一つというのは?」

ジャミトフ「……シロッコだ。シロッコが、君をジュピトリス所属になるように手をまわしていたらしい」

ジェリド「シロッコが…しかし、いったい何故…今までの観察からすると戦力としてのように思えますが…」

ジャミトフ「君の役割に気づいて呼び寄せた可能性もある。気をつけてくれたまえ」

ジェリド「はっ!」

ジャミトフ「また何かあればこちらから呼び出す。では、頼んだぞ、ジェリド中尉」

ジェリド「はい。では…」

ジャミトフ「……待て、中尉。個人的に聞きたいのだが…君はコロニーレーザーについてどう思う?」

ジェリド「…強力な兵器だと思います。しかし、その一撃で消える声を思うと……」

ジャミトフ「声?ニュータイプとして感じるものか?」

ジェリド「はい。戦場にいると、頭の中にたくさんの声が聞こえて…そして、それが消えていくのがはっきりと聞こえる」

ジェリド「それは…あまりいいものではありませんね」

ジャミトフ「……中尉には、地球の叫びが聞こえるようなことはあるか?」

ジェリド「地球の叫び…わかりません。少なくとも、ニュータイプの力は人と人との対話の力ですから……」

ジャミトフ「……そうか」

ジェリド「…しかし、地球の叫びは、人の叫びなんだと思います」

ジャミトフ「……」

ジェリド「失礼します、閣下」

ウイーン


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
833Res/375.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice