引きこもりの俺が部屋から一歩も出ずに借金100万Jを安価で返済する[俺働]
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34: ◆9XBtr8KrU6[saga]
2018/07/15(日) 11:44:39.72 ID:lYtaBFNy0
1月3日

コンコン...

俺「」ZZZzzz....

ガチャ

リリウム「おはようございまーす」ボソボソ

リリウム「俺さーん、起きてくださーい」ボソボソ

俺「んーもう食べらない」ムニャムニャ

リリウム「もお...起きてくださいってばっ」ユサユサ

俺「はっ！......何だリリウムか」

リリウム「何だって何ですか。朝ですよ朝。仕事の時間でしょ？」

俺「仕事......ああ！冒険者派遣業ね！」

リリウム「忘れないでくださいよ！朝食はここに置いておきますから食べた後しっかりとお願いしますね」

俺「待った。リリウム、少し聞きたいことがある」

リリウム「？？？何ですか？」

俺「冒険者のLVはどうすれば上げられるんだ？」

リリウム「そんなのよくある話ですよ。モンスターを倒せば良いんです」

俺「具体的には？」

リリウム「.....そういえば詳しい事は話してませんでしたね」

眼鏡スチャッ！

リリウム「説明しましょう」クィッ

俺(眼鏡をわざわざかけるなよ...)

リリウム「ダンジョンにいるモンスターを倒すことによってギルドに経験値がプールされるんです。その経験値を使って冒険者のレベルを上げられますよ」

俺「そのシステム、かなり独特だな...」

リリウム「......そうかもしれませんね」

俺「まあいい。ということは全く戦わなくてもギルドに所属しているだけでLVをあげられるって事でいいのか？」

リリウム「そうなりますね。俗に言う幽霊部員みたいなものです。いつもサークルに参加しないのに新歓の時だけ出てくる先輩的な感じです」

俺「...何となくわかった」

リリウム「ここだけの話ですけど、当然ギルドといっても個々の信頼関係が大事です。あまりにもダンジョン攻略に参加していない冒険者がいると、他のメンバーからギルドマスターに苦情が来るかもしれません。あいつは穀潰しだーって」

俺「そこで俺の手腕が重要ってわけか」

リリウム「はい。メンバーを孤立させないようにするのもギルドマスターの重要な仕事ですよ」

俺「わかった。説明ありがとう。朝食を食べたら早速仕事にかかるよ」

リリウム「応援してますから頑張ってくださいね！」

ガチャ

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