27:名無しNIPPER[saga]
2018/07/11(水) 22:35:53.61 ID:TUAcnqRm0
それから数十年の時が流れた。
「う…あぐ…」
足腰が痛い。呂律もろくに回らない。還暦を過ぎてから足腰が悪くなってきた。
歳なんて取りたくない。これ以上生きているのは苦痛のように感じる。
お母さんが忌まわしい真実を打ち明けてくれてからかなりの年月が過ぎた。
そのお母さんはもう亡くなってしまった。私はというとあの憧れの神崎くんと結ばれた。
私にとって人生最大の告白は大成功を収めた。
この初恋は成就しただけでなく私たちは結婚した。
それからは幸せな毎日が続いた。子供も出来て今では立派な大人に成長した。
けれど幸せばかりが続いたわけじゃない。数年前に最愛の夫が亡くなった。
彼が亡くなったことで私は気落ちしてしまい医者からは欝ではないかと診断されたわ。
だから私は息子夫婦の家に移ることになり息子は私のことを心から歓迎してくれた。
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