53: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/07/16(月) 23:15:39.76 ID:TKVd3OIj0
7月7日
今日は早番から遅番までだった。
朝の6時から夜の8時まで。
つかれたが、病院にはエアコンがきいているからいい。
54: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/07/16(月) 23:16:24.84 ID:TKVd3OIj0
7月8日
休日。図書館へ。
本の延長と、新しいCDを借りる。
洋楽。ブルース、ロックンロール、パンク。
55: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/07/16(月) 23:17:00.26 ID:TKVd3OIj0
7月9日
実習生がやってくる。
今年はおんなのこ2人。友達同士のようだった。
はつらつとしている。それがかえって申し訳ない気持ちになる。
56: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/07/16(月) 23:17:34.15 ID:TKVd3OIj0
7月10日
実習生が2人とも調理場におしこめられる。
ここはひとが足りないから。
病院に彼女達の面倒を見られるひとがいなくて、むしろ、彼女達は頭数として数えられている。
57: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/07/17(火) 23:04:45.14 ID:FO2WYfGC0
7月11日
実習生にほめられる。うれしい。
58: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/07/17(火) 23:05:21.51 ID:FO2WYfGC0
7月12日
休憩室で実習生と一緒になる。
ロックが好きだという。話が合う。
おれは、学生といういきものはもっと高尚な、たとえば政治や絵画、哲学に耽溺するものだとおもっていた。
59: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/07/17(火) 23:05:58.59 ID:FO2WYfGC0
7月13日
昨日とはちがう実習生と休憩がおなじになる。
会話はなかった。相手はひたすらに、ノートになにかを書き込んでいた。
そこに主任がやってきて、ノートを書き直すように命じた。
60: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/07/17(火) 23:06:38.30 ID:FO2WYfGC0
7月14日
主任はどうやら、実習生に栄養士としての経験を積ませる気が一切ないらしい。
なんのための実習なのだろうか。
そうおれがたずねたところで、おれは見事に言い負かされてしまうだろう。
61: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/07/17(火) 23:07:16.09 ID:FO2WYfGC0
7月15日
ロック好きの実習生から、LINEを交換しないかと言われる。
LINEは知っている。だがおれはスマートフォンを持っていないし、ネット環境もない。
それを打ち明けるのがなんともおそろしく、おれは「また今度」と言った。
62: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/07/17(火) 23:07:59.95 ID:FO2WYfGC0
7月16日
実習生達は休み。主任がやけにカリカリしている。
あいつらはつかえない、とぼやいている。
これはまぼろしだろうか。いいえ、現実です。
63: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/07/17(火) 23:08:31.74 ID:FO2WYfGC0
7月17日
実習生達に、いつ休んでいるのか尋ねられる。
夜、と答える。文学的だと言われる。
本を読んでいた甲斐があった。
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