美希「自分探しの旅に行ってくるの!」千早「付き添って来ます」
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18: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2018/07/10(火) 21:41:22.92 ID:VtXsprNk0

 猫、猫。
 考えてみると、悪くない気がした。

「千早さん、美希が猫だったらお世話してくれる?」
以下略 AAS



19: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2018/07/10(火) 21:42:04.96 ID:VtXsprNk0

 ☆


「ミキね、どうしてアイドルやってたんだっけ、って」
以下略 AAS



20: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2018/07/10(火) 21:43:06.25 ID:VtXsprNk0

「でも、ふと思ったの。ミキは、なんでアイドルをやってるんだろう。キラキラ輝くため? ドキドキしてワクワクするため? プロデューサーに見てもらうため?」

 きっと、それは美希にとって間違いなく「アイドルの理由」だった。
 でも。
以下略 AAS



21: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2018/07/10(火) 21:44:13.69 ID:VtXsprNk0

「美希は」と、千早は美希を見つめて言った。「歌うの、楽しい?」
「? うん、楽しいって思う」
「ダンスは、楽しい?」
「もちろんなの」
以下略 AAS



22: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2018/07/10(火) 21:44:40.51 ID:VtXsprNk0

「え?」
「楽しいから歌う。楽しいから踊る」

 千早は、目を瞑って、胸に両手を当てる。
以下略 AAS



23: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2018/07/10(火) 21:45:32.95 ID:VtXsprNk0

「私はね、美希」と、千早。「本当は、歌手になりたかったの。ううん、今でも憧れる気持ちはあるわ」
 でも、と続ける。
「今、私はアイドルが楽しい。美希がいて、春香がいて、みんながいて、後輩もたくさん増えて、毎日がお祭りみたい」
 だから。
以下略 AAS



24: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2018/07/10(火) 21:46:07.95 ID:VtXsprNk0

「ほら、美希。聴こえてきたわ」
「?」
「この場所はね、アイドルの……正確には、アイドルを目指す女の子の聖地なの」

以下略 AAS



25: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2018/07/10(火) 21:46:41.75 ID:VtXsprNk0

 噴水の裏側で、まだ小さな女の子が歌っていた。

 美希の歌だった。

以下略 AAS



26: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2018/07/10(火) 21:47:22.77 ID:VtXsprNk0

「ミキの歌」と、美希が言う。「こんなところにまで、伝わってるんだね」
「そうね」と、千早が言う。「アイドル星井美希が、また次のアイドルを生み出すのでしょう」
「千早さん」
「なーに?」
以下略 AAS



27: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2018/07/10(火) 21:48:32.63 ID:VtXsprNk0

 ☆


「ミキ、多分、楽しいに慣れちゃってたんだね」
以下略 AAS



28: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2018/07/10(火) 21:49:09.30 ID:VtXsprNk0

「もしくは……そうね」

 にやり、と千早は笑う。

以下略 AAS



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