八幡「やはり俺のロックバンドは間違っている」
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34: ◆HfOe.iXJMpHR[sage]
2018/07/12(木) 23:50:06.43 ID:zk8zJS520
翌日

八幡(昨日は流れで奉仕部に入部してしまったが、あれでよかったのだろうか)

俺は放課後、例の部室に向かうために廊下を歩いていた。
もちろん片手にはギターを持っている。

八幡(まあアンプ使えるしいいか)

それにしても昨日の雪ノ下には驚いた。
到底女子高生とは思えない技量でハードロックを弾きこなすもんだから恐れ入った。
あれならそのうちプロになれんじゃねえの。最早既にサインもらいたいまである。

ベースアンプだけあんまり埃が被ってなかったところを見るに、どうやら俺が入部する前も雪ノ下は一人でベースを弾いていたっぽいな。

八幡(どうして軽音部に入らなかったのだろうか)

まあいいか。
考え事をしているうちに部室にたどり着いた。
俺は引き戸をガラッと開ける。

雪ノ下「こんにちは」

八幡「うす」

俺は昨日と同じ椅子に座る。

八幡「…」

雪ノ下「…」

あれ?何もしないの?

八幡「なあ、雪ノ下。部活動はしなくていいのか?」

雪ノ下「昨日も言ったと思うけれど、この部活は依頼があって初めて動くのよ。それがなければ本を読むなり昨日のように拙いギターを弾いて過ごすといいわ。音と一緒に脳が歪んでそんなことも忘れてしまったのかしらヒキタリスト君」

八幡「そんな引っ込み思案なギタリストは居ねえ…って俺か。ひでえ…。昨日はその、確かにアンプに夢中で説明のほとんどが吹っ飛んでしまったのは認める…」

雪乃「呆れかえって物も言えないわ」

八幡「すんません…」

なら今は暇ってことか。それなら存分にギターが弾ける。


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