11: ◆HfOe.iXJMpHR[sage]
2018/07/09(月) 16:39:47.01 ID:HB4Sq7q+O
約6分。雪ノ下雪乃は一切表情を崩さずに完璧にベースソロを弾き終えた。
八幡「…」
雪乃「…」
八幡「そ、その…雪ノ下。おまえMR.BIG好きなのか?」
俺は恐る恐る尋ねた。
雪乃「ええ」
雪ノ下はまっすぐこちらを見て答える。
なんてことだ。
こんな所に同志が居たとは。
中学の時も、高校に入ってからもMR.BIGを聴いてるやつなんて見たことなかった。
それがこんなところで見つかるなんて。
八幡(もしかしたら…)
彼女は先ほどの話によれば孤高。悪く言えばボッチだ。
元から境遇が似ていた。
彼女は世界を変えようと足掻き。
俺は自らは変わらないと腰を据えた。
そんな二人が今。
好きなロックバンドが被るという状況下にいる。
ならば。
俺と彼女は、もしかしたら…。
八幡「な、なあ雪ノ下。俺と…」
雪乃「それは無理」
バッサリと断られました。
拒否、早くないっすか。雪ノ下さん…。
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