江ノ島「明日に絶望しろ!未来に絶望しろ!」戦刃「…終わりだよ、ドクターK!」カルテ.8
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253: ◆takaJZRsBc[saga]
2020/12/01(火) 00:05:00.88 ID:uXYgdOZG0

K「君にもずいぶん世話になったよ。君もれっきとした女性なのに、
  強さに甘えてあまり面倒をみられなかった。本当にすまない」

大神「こちらこそ、内通者の件では不用意に騒がせ申し訳なかった。
    西城殿を信頼して、もっと早く打ち明けるべきであった」

大神「あなたに会えて本当に良かったと思っている。
    皆のことは任せてほしい。西城殿の毅然とした態度を見て
    思い出したのだ。我は絶望している場合ではないとな」

K「もう大丈夫なようだな。俺も安心して逝けるよ」


そろそろ自分の番だろうと察した山田はKAZUYAを見た。


山田「西城KAZUYA先生……今までお世話になりました。
    僕がいまこうやって生きているのも、先生のおかげです」

K「ちゃんとリハビリするんだぞ。ダイエットもな。
  お前はやればできるヤツなんだ。もっと自分に自信を持て」

山田「見てもらってた原稿……完成させられませんでしたね。
    完成したら真っ先に見せるつもりだったんだけどな……」

K「あの世でちゃんと見てるさ。みんなと力を合わせてこれから頑張れ」

山田「はい。……ウッ、涙が止まらない。うぅぅ……」

K「……さて、最後だな」


葉隠は珍しくピシリと背筋を伸ばしてKAZUYAの言葉を待った。


K「葉隠、お前とは色々あったな」

葉隠「……なんか、今でも実感ないべ。先生みたいなゴッツイのが、
    癌だとかオシオキだとか……本当に、本当に死んじまうんか……?」




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