3: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2018/07/07(土) 23:12:44.20 ID:5K4qwJn1o
そんなことをすれば段々と調子に乗って、勢いよく器を傾けた私の手から、金平糖が飛び出して畳へと逃げていきました。
黄色や青色、白色の金平糖がころころころ、と転がる様は絵本の中で見た流れ星に似ていたと思ったのを覚えています。
尾を引くように転がっていたそれはすぐに勢いを失くし、畳のへりに引っ掛かるように止まって。
一番遠くまで逃げた金平糖の後ろには着いて逃げ出した金平糖が一緒にいて、まるで天の川みたいで、片付けないといけないのに見蕩れてしまっていました。
もちろん、その後に私の様子を見に来たお母さんにすっごく怒られたのは苦い思い出で。
だけど、その時に食べたお日様みたいな金平糖はとっても甘くて、未だに色褪せることありません。
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