10: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:15:43.43 ID:a363b6qL0
彼は鎮守府の裏まで来ると、草の茂みの前でそわそわし始めた。
その姿はまるで恋人を待ちかねているかの様。
初風(...私、帰ろうかな。)
本当に彼女と会う提督の姿なんて見たら、私の心はポッキリ折れてしまうだろう。
それなら今日の事は忘れて、明日から今まで通りの平穏な日常を過ごした方が良いに決まっている。
提督「おー、よしよし。元気だったか?」
回れ右をした私の耳に提督の声が聞こえた。
やはり提督は誰かと会っていたのだ。
そのまま動けないで居ると、提督が可愛いな、よしよしと甘い声で褒めるのが聞こえてくる。
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