【安価】異世界に来たので、折角だから何かする【オリジナル】
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319: ◆7m3grp2dM2[saga]
2018/07/12(木) 22:06:21.26 ID:vvm/Vrooo

選択:2


見ず知らずの、自分の事を説明すらできないような怪しい人物であろうと、最大限保護しようとしてくれていたリメロン。
そんな、弱者の味方をしてくれる彼女なら、此処の事を話してみてもいいかもしれない。
そう思った貴方は、事情を説明することにした。

「あの、リメロンさん」

「ん、なに?ああ立ち止まらないで、歩きながら聞くよ。どうやら大分見られてるみたいだしね」

「いえ、その見ている人たちの事なんですけど」

「え?知ってるの?」

「はい。彼女たちは―――」

そう口にした瞬間だった。
貴方は凄まじい力に引っ張られ、前のめりに倒れる。

キンッ

背後から、鉄と鉄がぶつかり合う音が響いた。
一拍のラグがあって、何かが地面に突き刺さる。
それは、ナイフだった。

「……大丈夫アスラさん?怪我はない?」

いつの間にか、リメロンは剣を抜いていた。
そこで貴方は漸く理解する。貴方はリメロンに守られたということに。



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