【安価】異世界に来たので、折角だから何かする【オリジナル】
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312: ◆7m3grp2dM2[saga]
2018/07/12(木) 21:18:46.29 ID:vvm/Vrooo

各人に仕事の説明をしているとき、マスクが突然こめかみを押さえて目を閉じた。
そしてすぐに、普段の平坦な声色と違い、焦ったような声で話し始める。

「今、監視から連絡が入った。蛇を連れた図書館騎士が真っ直ぐこっちに向かってるって…!」

その言葉を聞いた瞬間、明らかに空気が変わる。

「ど、どういうこと?何で今図書館騎士がこんなスラムに!?」

「分からない。でも、まるでこの拠点が分かってるみたいに真っ直ぐこっちに向かって来てる」

「いつどこで情報が……いえ、その事は後にしましょう。一先ず、人命最優先。私はガキ共を連れて地下に身を隠すわ。ロア、貴方も手伝って」

「了解だ」

「マスクとキョウジは出来るだけ時間を稼いで。でも、絶対に正面から戦っちゃ駄目よ。あくまで時間稼ぎ、危なくなったら直ぐに逃げなさい」

「分かった。マスク、準備するぞ。お前の能力を借りる」

マスクは軽く頷き、キョウジと共に何処かへと行ってしまった。

「エマ、貴女は…最後の砦よ。万が一図書館騎士をどうにかできる可能性があるとしたら、貴女しかいないわ。……辛いことを押し付けることになるわね」

「エマは大丈夫です。ですので、皆さんは早く非難を」




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