6: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/07/03(火) 00:05:58.41 ID:Wze3yOnD0
「ときにそなたー。わたくしの装いはいかがでしてー?」
「ん?」
視線を戻すと、芳乃はくるりとその場で一回転した。
トップスには爽やかなミントグリーンの肩あきブラウス。
それに小花柄のフレアスカートを合わせて、新品らしきリボン付きのフラットシューズを履いている。
「ほほう……」
「そなたのご意見をたまわりたくー」
「なんか、お人形さんみたい」
「むー。それは子供っぽいという意味でしてー?」
「いや、すごく似合ってるって意味だよ。うん、かわいい」
「ならばよいのですー」
芳乃は上機嫌にスカートをひらつかせた。かわいい。
制服のままでも別に良かったのだが、律儀にも一旦寮に帰っておめかしをしてきたらしい。
彼女は、このところよく洋服を着るようになった。
出会ったばかりの頃は着物を好んでいたのだが、色んなアイドル仲間の影響だろう。
今回の夏服は、あっさりめでガーリーな感じからするに周子と響子のチョイスかな。
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