【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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370:名無しNIPPER[saga]
2018/07/21(土) 20:18:28.31 ID:kqRSVJTw0
岡部『ああ、そうだ。事実だ。俺は何度も何度も何度も何度も、繰り返し未来から過去へと記憶を飛ばし続けてきた』

真帆「だったら、技術的に何の心配もいらないじゃない!」

岡部『どうしてそうなるっ! 違うだろう、そうではないだろう!?』

岡部『比屋定さん。もしもあなたが誤解をしているなら、訂正しよう!』

岡部『俺は今まで、一度たりとも未来からの電話を受け取ったことはない。俺は常に、未来から送る側であり続けてきた!』

真帆「……っ」ドキッ

岡部『だが、考えたことはある。もしも突然、未来の俺から電話がかかってきたら……』

岡部『俺はそのとき、何の躊躇もなくその電話を取れるのか?』

岡部『だが答えは……出せなかった。怖いと、今の自分を失うことがどうしても怖いと、そう思ってしまう自分も確かに存在しているのだ』

真帆「でも! でも、あなたは……実際に何度も主観を上書きされてきたのでしょう?」

岡部『それは、そうせざるを得なかったからだ。そうしなければ、まゆりも、そして紅莉栖も救うことができなかったからだ』

岡部『だが……』

岡部『もしも平和なシュタインズゲート世界線において、未来から……何の前ぶれもなく、今ここにいる俺の主観を奪う電話が届いたのだとしたら……』

真帆「それでも岡部さん、あなたは電話に出るわ。違う?」

岡部『ああ、そうだろうな。迷い、戸惑った挙句、俺はその未来からの自分を受け入れるのだろう。これまでずっと、そうしてきたようにな』



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