【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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353:名無しNIPPER[saga]
2018/07/21(土) 18:23:19.12 ID:kqRSVJTw0
岡部『いや待て。件の物は、あのタイムマシンなのだぞ? その辺の輩にそうホイホイと作られてたまるか、日曜大工で本棚を作るわけでもあるまいし』

真帆「ふふっ。なるほど確かにそうね。タイムマシンを作り出すためには、少なくともいくつかの条件をクリアしていなければならない」

岡部『条件となると……。やはりそこは、他の世界線における記憶……辺りが絡んできそうではあるが』
以下略 AAS



354:名無しNIPPER[saga]
2018/07/21(土) 18:31:11.47 ID:kqRSVJTw0
真帆「それがね、意外とそうでも──」

紅莉栖『先輩!』ガタッ

真帆「!? な、なに紅莉栖、いきなり大きな声で……っていうか、カメラに近すぎよ、ビックリするじゃない?」
以下略 AAS



355:名無しNIPPER[saga]
2018/07/21(土) 18:35:25.35 ID:kqRSVJTw0
紅莉栖『これまで。彼が持つリーディングシュタイナーは、微かな過去の変動ですらも的確に感知してきました』

紅莉栖『その感知能力の繊細さに関しては、私が保証します』

真帆「ええ、そこを疑うつもりはないわ」
以下略 AAS



356:名無しNIPPER[saga]
2018/07/21(土) 18:37:26.21 ID:kqRSVJTw0
紅莉栖『つまり結論は……先輩の……』

紅莉栖『先輩のお考えは……的外れもいいところだという事です!』

真帆(さっすが……紅莉栖ねぇ)フゥ
以下略 AAS



357:名無しNIPPER[saga]
2018/07/21(土) 18:38:48.09 ID:kqRSVJTw0
紅莉栖『ねえ先輩? 答えてください!』

紅莉栖『どうして先輩は、ラボにいるんですか? なぜアメリカに戻って来なかったんですか? 私と先輩の間にあるこの距離は……何のための物なんですか!?』

真帆「さっきも言ったでしょ? あなた達に……違うわね。紅莉栖、憎ったらしい後輩のあなたにだけは邪魔をして欲しくなかったからよ」
以下略 AAS



358:名無しNIPPER[saga]
2018/07/21(土) 18:40:23.42 ID:kqRSVJTw0
岡部『あの時のことか……』

紅莉栖『それは詳細を省いた概要だったけど、でも先輩なら……あの真帆先輩になら! そんな歯抜けの説明でも十分すぎる!』

鈴羽『つまり……ボクたちがペラペラと事情を話したことで、比屋定真帆もまたタイムマシン開発を始めてしまう可能性が生まれてしまったと……』
以下略 AAS



359:名無しNIPPER[saga]
2018/07/21(土) 18:44:31.99 ID:kqRSVJTw0
紅莉栖『……でも。それでは岡部のリーディングシュタイナーが不発だったことへの説明付けが不可能です』

真帆「あるのよ。すごく難しくて、馬鹿みたいに長い道のりだけど。でも、私たちの主観に影響を与えないで、それでもサリエリを消す方法ならある」

紅莉栖『……信じられません』
以下略 AAS



360:名無しNIPPER[saga]
2018/07/21(土) 18:52:39.36 ID:kqRSVJTw0
真帆「あーあ。後輩に本気で起こられてしまったわ。これはとうとう、私も覚悟を決めるときがきたようね」

真帆「さて……と」

紅莉栖『先輩! 何をするつもりなんですか!?』
以下略 AAS



361:名無しNIPPER[saga]
2018/07/21(土) 18:55:32.05 ID:kqRSVJTw0
真帆「あたり。実はね、日本に来る前に、研究室によってちょっと拝借してきたの」

紅莉栖『……え?』

真帆「まあ、無断拝借がレスキネン教授にバレてたから、戻ったらお説教されるかもしれないわねぇ。ああ、やだやだ」
以下略 AAS



362:名無しNIPPER[saga]
2018/07/21(土) 18:59:50.44 ID:kqRSVJTw0
真帆「何よ、しみったれた顔してくれちゃって」

紅莉栖『だって……いや……でも……』

真帆「紅、莉、栖。あなた心配しすぎだわ。よく考えてみなさいな? VR技術の完成度は、未来にいたはずのサリエリと、そして……」
以下略 AAS



363:名無しNIPPER[saga]
2018/07/21(土) 19:02:18.09 ID:kqRSVJTw0
真帆「それに岡部さんも。これが上手くいけば、その後はあなたが一番大変だと思うけど。あの子の説得、どうかお願いするわね」

岡部『…………』

紅莉栖『あ……先輩、お気づきだったんですね?』
以下略 AAS



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