【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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159:名無しNIPPER[saga]
2018/07/11(水) 13:19:59.38 ID:hc/Puqu00
鈴羽「続けるよ」

鈴羽「こうして比屋定真帆の身体を乗っ取ったアマデウスは、オリジナルに成り代わり人間社会の中へと溶け込んでいく」

鈴羽「そうして20年に渡り研究を進め、一人の協力者の力を借りることで、この世にタイムマシンを生み出すことになった」

真帆「ねえ……ちょっと……ねえ」クラ

鈴羽「彼女は持っていたんだ」

鈴羽「自身がまだアマデウスという名の人工知能だった頃の記憶。そう、“0”と“1”だけで構成されるプログラムという存在でしかなかった時の記憶を」

鈴羽「その記憶の中には、ここではない他の世界線での歴史が。幻のように消えてしまったはずの幾多の世界の記憶が。そんな膨大な量の色々が、無尽蔵に詰め込まれていた」

真帆「だ、だからあなた達──」

岡部「では……その記憶を元にタイムマシンを生み出したと言うのか?」

鈴羽「ご明察。アマデウスが得た情報の中には、牧瀬紅莉栖のタイムトラベル理論も含まれていた」

紅莉栖「ま、待ちなさいっ!!!」

真帆「っ!?」ビクッ

紅莉栖「今の話は理論上おかしい! 仮に真帆先輩のアマデウスが、107問題のデータへアクセスする手段を見つけ出していたとしても!」

紅莉栖「それはあくまでも、デジタルな存在だったからこそ可能な手段だったはず。もしもアマデウスが本当に肉体を手に入れるのだとするならば……」

紅莉栖「それなら、デジタル前提で構築したアクセス経路を、生身の人間の脳内で再現することなんて不可能なはずよ!」

紅莉栖「だったら……」

紅莉栖「肉体を得たアマデウスが、再び他の世界線の記憶を自由に閲覧することは理論上できない!」

鈴羽「そうだね。もしも比屋定真帆の身体を手に入れたアマデウスが、受肉後に再び107問題の領域へアクセスしようとしても、そんなことは出来っこないだろうさ」



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