【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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146:名無しNIPPER[saga]
2018/07/11(水) 00:33:46.79 ID:hc/Puqu00
紅莉栖「ええ。とりあえず、一時しのぎにでもなればと思っての雑案ではあったのだけど」

鈴羽「でも、助かったよ。この時代でボクが行動を起こしたことで、歴史の流れに変化が出てしまうことは大きな懸念材料だったからね」

鈴羽「本来の記録では、“破綻”が起きるのは今から約二ヵ月後の4月10日だけど、ボクの行動で変化した歴史の流れが、そのタイムリミットにどんな影響を与えるのか分かったものじゃない」

鈴羽「バタフライ効果とは、そういうものだからね」

鈴羽「万が一、時期が早まるようなイレギュラーでも発生したらと思うと、どうにも頭が痛かったよ」

鈴羽「だから。いつ起きるとも知れないそのイレギュラーを押さえ込めることは、今のボクにとってとても有意義だった」

真帆「……ねえ」

真帆「パスワードを追加することとタイムリミットのイレギュラーは、どう関係しているわけ?」

鈴羽「端的に説明するなら、アマデウスから外部へ向けた連絡を遮断できる、という点につきるかな」

鈴羽「例の追加されたパスワードは、何もこちらからの接触だけを制限するのが目的じゃない。なにせ追加したのは双方向に効果のあるパスワードだ」

鈴羽「だから『アマデウスが外部にアクセスできない』ようにすることこそが、パスワード追加の本来の目的だったと言える」

真帆「なるほど。となると……」

真帆「あなたの言う記録通りに物事が進むのなら、4月10日に私のアマデウスは外部へと連絡を取り、それがシュタインズゲートの“破綻”を呼ぶという解釈でいいのかしら?」

鈴羽「大まかにはその解釈で間違ってはいない。でも忘れてもらっては困るな。“破綻”の原因はあくまでも比屋定真帆、君の消失が最重要項目なんだ」

真帆「そう……だったわね」

鈴羽「アマデウスが外部に連絡を取り、その結果として君の存在がこの世から消える。そうして起きるのが、シュタインズゲート世界線の“破綻”であり……」

鈴羽「その代わりの歴史として現れるのが、サリエリ世界線という名の未来なのさ」



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