自衛艦隊これくしょん3―おおすみ、出航します!―
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42:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 22:27:38.70 ID:y+HZEnIj0

「あんたたちは何をしてんだぁぁぁぁ!!」

 それこそ、腹の底から唸るような声でした。声のしたほうを見ると、とわださんが立っていました。

 彼女の気迫に市民団体は一瞬ひるみましたが、すぐに気炎を吐きます。

男「わ、我々は、自衛隊の海外派兵という、憲法の精神を踏みにじる政府・自衛隊の暴挙に抗議を!」

とわだ「黙りなさいっ!」

男「ひっ!?」

 市民団体が言葉を失いました。その隙に、とわださんはまくしたてます。

とわだ「その子たちはね! 今から、災害で苦しんでいる外国の友人を助けに行くの! 何の得にも利益にもなんない。それでも行くの! 救いに! あんたたちはそれを邪魔するつもり!?」

 そして私を見ました。

とわだ「行きなさい、おおすみ! 今、助けを待ってる人がいる! 行っても歓迎されないかもしれない。非難されるかもしれない。でも行きなさい! 助けなさい! それがあんたの生まれた意味でしょ!! いつまでもうじうじしてんじゃないわよこのバカっ!!」

ぶんご「ははっ、それもそうだね!」

 ぶんごが人ごみを無理やりかき分けました。

男「あ、に、逃げる気か」

ぶんご「どきなぁっ!!」

男「ふぐっ!?」

女「ぼ、暴力よ! これは市民に対する暴行よ! 正式に抗議……」

ぶんご「うるさいね! 抗議でもなんでも受けて立つから、今はここから離れなっ!!」

 ぶんごが道を作ります。

ぶんご「行くよおおすみ!」




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