自衛艦隊これくしょん3―おおすみ、出航します!―
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3:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:16:02.97 ID:y+HZEnIj0
1998年。
私は、横須賀の第1輸送隊に所属する先輩を訪ねていました。
4:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:16:49.50 ID:y+HZEnIj0
みうら「いーよいーよ、そんなに固くなくて。輸送艦同士がんばろーね! にしても……」
みうら先輩は、私の身体と艤装をなめるように上から下まで見回します。
5:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:17:51.72 ID:y+HZEnIj0
私の後ろから、少女と幼女の境界ぐらい位の女の子が二人顔を出します。エアクッション艇の制服である、シャツとサスペンダー、灰色のスカートとカボチャパンツでばっちり決めていました。
ちなみに髪型はおそろいで、二つ括のお団子です。
6:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:18:43.88 ID:y+HZEnIj0
おおすみ「……もしかして、何か?」
みうら「うん。ちょっとあの子たちには聞かせたくなくて、さ」
7:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:19:27.94 ID:y+HZEnIj0
〜〜〜〜〜〜
呉の港には、大勢の人々が集まっているのが見えました。
おおすみ「人が多いですね……。歓迎、かな?」
8:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:20:19.71 ID:y+HZEnIj0
『憲法違反の自衛隊は、とうとう海外派兵のために本格的な強襲揚陸艦を……』
『おおすみは侵略に十分活用できるうえ、空母になる! 周辺諸国に脅威を……』
9:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:21:12.97 ID:y+HZEnIj0
「何してんの?」
突然声をかけられました。振り返ると、私と同じ艦娘の方が、迷惑そうに私を見つめていました。
10:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:23:58.55 ID:y+HZEnIj0
総監「あー、悪いな、おおすみ。盛大に歓迎してやりたかったんだけど、外があんな状況だから……」
おおすみ「いえ、滅相もありません」
11:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:24:55.59 ID:y+HZEnIj0
〜〜〜〜〜〜
とわだ「なんであんたが私の部屋にいるの」
12:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:26:10.45 ID:y+HZEnIj0
おおすみ「……あー、聞いた通りです。二人とも、とわださんにご迷惑をおかけしないようにね」
いっちゃん「うちやってそんな子供じゃなかと! まかしとき!」
13:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:26:58.47 ID:y+HZEnIj0
思えば創設されてから今日まで、自衛隊は日陰者であらんとしてきました。そんな中で私のような、まるで、空母のような外観の艦が配備されれば、反発は必須なのです。
『自衛隊は国民に理解され、愛されなければならない』
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