自衛艦隊これくしょん3―おおすみ、出航します!―
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29:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:44:56.71 ID:y+HZEnIj0
とわだ「ただね、岸壁が被災して使えなかったから、私は沖合に停泊して、物資を渡すことになったのよ。ちまちま、ちまちまね。後で阪基の掃海艇の子たちが必死で岸壁を調査して、何とか接岸できるようになったけど」
とわだ「でももし、あそこに大きな港がなかったら? 海自の基地がなかったら? 港湾の被害がもっと大きかったら? 私たちの活動はもっと遅れていたでしょうね。そうなれば、被害はもっと……」
とわださんは拳を握り占めていました。
とわだ「私も、ゆらも、とかちも、あの災害に関わった子みんな、何かしら後悔してる。もっと早く、もっとたくさんの人を救えたんじゃないかって。私たちはそれを成すために生まれたんじゃなかったのか、って」
そして、じっと私を見つめます。
とわだ「3年たった今でも、あんたを見るたびに、あの時あんたがいれば、って思っちゃうのよ。私は。たぶん、他のみんなも」
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