勇者「休暇?」女神「異世界転生しすぎです、勇者さま」
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44:名無しNIPPER[saga]
2018/06/29(金) 22:00:11.11 ID:nEjYyBBl0
勇者(辺りから他の人間の気配はしない。街灯すらないから、そもそも暗闇の中を出歩こうする輩も少ないのだ)

勇者(彼女はああ言っていたけど、この世界はかなり安全な方だ。もしも魔王がいる世界だったら、とっくに魔物に襲われている)

少女「着いたよ」

勇者「着いた?」

少女「うん」

勇者「ただの道にしか見えないが」

少女「うしろ、見てみて」

勇者「うしろって……。わぁ……っ!」

勇者(思わず声が漏れた)

勇者(目の前に広がる、至る所に光が散らばる星の海)

勇者(視界の全てが、星に覆われていた)

少女「綺麗でしょ?」

勇者「ああ……」

勇者(上半分は夜空で、下半分はそれを反射する海面なのだろう。しかし不規則に並ぶ星々の群れのせいで対象性を感じず、夜空を描いた大きな一枚の絵画のように見えるのだ)

勇者(この辺りの人はもう就寝しているのか、近隣の民家の明かりもなく、その暗さがさらに空の弱い光を際立たせる)

少女「よかった、気に入ってもらえたみたいで」


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