勇者「休暇?」女神「異世界転生しすぎです、勇者さま」
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206
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◆Rr2eGqX0mVTq
[saga]
2018/07/16(月) 19:21:13.72 ID:bruJe3aq0
勇者「話す気なんてさらさらなかったから、上手く言葉にできる自信がない」
少女「それでもいいよ。ゆっくり、話してくれれば」
勇者「…………」
以下略
AAS
207
:
◆Rr2eGqX0mVTq
[saga]
2018/07/16(月) 19:21:42.93 ID:bruJe3aq0
少女「そんなの、信じられないよ……!」
勇者「事実だ」
少女「ねぇ、それじゃわからないよ。最初から話してよ……」
以下略
AAS
208
:
◆Rr2eGqX0mVTq
[saga]
2018/07/16(月) 19:22:13.06 ID:bruJe3aq0
勇者「証拠を見せた方が早いかな」
ポッ
少女「わ、火の玉が!」
以下略
AAS
209
:
◆Rr2eGqX0mVTq
[saga]
2018/07/16(月) 19:23:07.36 ID:bruJe3aq0
勇者「そんな驚くか?」
少女「驚くよ! 普通!」
少女「じゃ、じゃあ……九十何回も、魔王と戦ったってこと……?」
以下略
AAS
210
:
◆Rr2eGqX0mVTq
[saga]
2018/07/16(月) 19:24:53.42 ID:bruJe3aq0
勇者「人との出会いにも、偶然の巡り合わせにも、何をしても、見ても、感じても、少しずつ心が動かされなくなっていった」
勇者「魔王を倒しても『ああ、じゃあ次』みたいに、冒険することは俺にとってただの『作業』になっていた」
少女「作業……」
以下略
AAS
211
:
◆Rr2eGqX0mVTq
[saga]
2018/07/16(月) 19:25:36.96 ID:bruJe3aq0
少女「何があったの……?」
勇者「その世界にはもうほとんど人間は残っていなかった」
少女「えっ……」
以下略
AAS
212
:
◆Rr2eGqX0mVTq
[saga]
2018/07/16(月) 19:26:13.26 ID:bruJe3aq0
少女「根絶やしって……っ」
勇者「文字通りの意味だよ。魔物を一匹残らず滅ぼすって」
勇者「世界中に魔物は何千万といて、いや、億までいってたかもしれない。一方人間は千にも足りないくらい」
以下略
AAS
213
:
◆Rr2eGqX0mVTq
[saga]
2018/07/16(月) 19:26:53.85 ID:bruJe3aq0
少女「あなたが、魔王……?」
勇者「そう。その立ち位置になれば、魔物達をコントロールできる」
勇者「そのためには、まず魔王に近づかなければならない。何か魔物達にとっての勲章ともなるようなものが必要だった」
以下略
AAS
214
:
◆Rr2eGqX0mVTq
[saga]
2018/07/16(月) 19:27:36.95 ID:bruJe3aq0
――
――――
勇者「…………」スッ
以下略
AAS
215
:
◆Rr2eGqX0mVTq
[saga]
2018/07/16(月) 19:28:08.78 ID:bruJe3aq0
――
――――
姫「どうして!? どうして、勇者様……っ!?」
以下略
AAS
216
:
◆Rr2eGqX0mVTq
[saga]
2018/07/16(月) 19:29:07.51 ID:bruJe3aq0
魔物「お言葉ですが、魔王様。この者は私の隷属魔法で操り人形のようなものです」
魔王「わかっておる。だから、やれ」ニヤリ
勇者「…………」
以下略
AAS
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