30:名無しNIPPER[sage saga]
2018/06/27(水) 03:33:57.09 ID:B36hnpLHO
士郎「……どういうことだ?」
凛「あなたなら分かるはずよ――周りを見てみなさい?」
士郎「……ッ」
士郎「こ、これは……」
桜「先輩……?」
士郎「肉のクオリティ――どれをとっても上等じゃないか! それにラインナップも相当充実している!」
桜「本当だ……! 牛・豚・鶏はもちろんのこと、羊や山羊、あとは……」
桜「い、猪や鹿、馬のお肉まで!?」
凛「そうよ。この高品質・豊富な品揃えのお店は周辺でもここくらいじゃないかしら」
士郎「でも、需要はあるのか? どれも高そうだぞ?」
凛「ええ――もちろん、普段使いのお客様をターゲットにしたリーズナブルなお肉も豊富に揃っているわ」
凛「けれど、一部の物好きや品質・安全重視の人、高級志向の人、あとは諸事情あって特定のお肉しか食べられない人をターゲットにした商品も仕入れているの」
士郎「この街も外国出身の人が増えてきたからな……。なるほど、それじゃ山羊や羊の肉も需要がありそうだな」
凛「ええ。意外と売れているのよ? 中東系やアフリカ系の料理店に卸したりしているし」
士郎「なるほどなぁ……」
凛「それで、ひき肉だったわね? これとかどう?」
凛「ひき肉といえば、価値が低いくず肉が使われることが多いけど、これは価値がある部位をわざわざミンチにしたものよ」
士郎「おお、いいんじゃないか……?」
桜「そうですね、申し分ないと思います!」
凛「お眼鏡にかなったようで幸栄だわ」
士郎「ありがとう――あと、鶏ガラって置いてあるか?」
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