1:名無しNIPPER[saga]
2018/06/26(火) 08:37:20.50 ID:yADYvDOm0
その日私は父の制止を振り切り宛もなく街を彷徨っていました
もう痛みは引いたはずなのに、それでも、今になってもあの時の衝撃が体の中を反復しているのですから
今の私にはこれを逃がす術がなかった、知らなかったのですから
そんな時にでした
俯いて歩く私の視界の先で、女の子が何の前触れもなく転んだのは
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2:名無しNIPPER[sage]
2018/06/26(火) 08:41:48.63 ID:cg1xQrjSO
スタンド攻撃
3:名無しNIPPER[saga]
2018/06/26(火) 08:46:06.24 ID:yADYvDOm0
私はとっさにこちらに倒れてきたその体を抱きとめ、
「大丈夫デスカ?」
そう声をかけたのです
4:名無しNIPPER[saga]
2018/06/26(火) 08:52:09.47 ID:yADYvDOm0
その瞳を見た瞬間に、あの時から身体に残り続けていたものは全て吹き飛びました
その瞳、その鬼の宿る瞳は私の全てを吹き飛ばしたのです
「……もしご迷惑じゃなかったら、今から事務所に来ませんか」
5:名無しNIPPER[saga]
2018/06/26(火) 09:32:59.43 ID:yADYvDOm0
レッスンスタジオ
それはダンスのレッスンスタジオから鳴るには異様な音であった
ズパンッ、ズパンッとサンドバッグを打ち抜く音
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