勇者「異世界転移ガチャ?」女神「はい」
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6:名無しNIPPER[saga]
2018/06/23(土) 23:12:25.16 ID:dh2LAD0Eo
数分後

傭兵「はあ、はあ……!」

勇者「終わりか?」

傭兵「クソがっ!」

勇者「ほらよ」バキッ

傭兵「ぐあっ!」ドサッ

勇者「もういいだろ?」

傭兵「くっ……よりによってひのきの棒に負けるとは……」

勇者「確かに魔王にはダメージを与えられなかった。だがそれだけの話だ」

勇者「ダメージが無いだけで攻撃は何度も当てたさ」

勇者「そもそも魔王と対峙する前に手下共を軒並み薙ぎ倒してきたわけだしな」

勇者「つまり俺はお前より数段強い。わかった?」

傭兵「……ちぇ、約束だからな、一緒に戦ってやる」

女神「よかったですね、仲間になってもらえて」

勇者「うーん……」

女神「どうしました?」

勇者「いや、さ……なあ?」

女神「あー言いたいことはなんとなくわかりました」

女神「こんな実力で魔王と戦えるのか? ということですよね」

傭兵「なんだと?」

勇者「そ、そんなはっきり言わなくても……」

女神「これは仕方ないんですよ」

女神「召喚された人はみんなレベル1で召喚されちゃうんです」

傭兵「ああ、道理で普段の実力が出せないと思ったぜ」

傭兵「いつもの調子だったらお前に負けるわけが……」

勇者「ん?」←レベル99

傭兵「(いや、勝てねえわこれ)」

女神「そういうわけですので、しばらくは修行するのがいいかと」

勇者「さっきのガチャは回せないのか?」

女神「ああそれね、一日一回だけ無料なんです」

女神「だから今日もう一回回すならお金いただきます」

勇者「金取るんかい! 世界を守るための戦いとか言っておきながら!」

女神「だって異世界から召喚するんですよ? 普通に考えて消費魔力が半端ないんですよ! 再チャージに時間がかかるんです!」

勇者「あーはい、それで回すとしたらいくら?」

女神「一回100000000ゼニーです」

勇者「明日を待ちます」

女神「はい。では修行頑張ってください」


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