八幡「もし俺が鶴見家の長男に生まれたら」
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4:佐藤勇太[saga]
2018/06/23(土) 14:23:00.99 ID:UgX2svaS0
お兄ちゃんが退院して学校に通い初めて直ぐの事だった。あいにくお兄ちゃんとお母さんは留守で自分はお留守番をしていた。

ピンポーンと玄関のチャイムがなったので、玄関モニターを確認すると若い女性だったので、玄関を開けて外に出た。


「はーい。どちらさまですか?」

 私はそう言うと女性は話し掛けて来た。その手には菓子折りを持って来ていた。

「すみません。遅くなりましたが謝罪に来ました。すみませんが此方はお詫びの品になります。」

わたしはこの話を聴いて直ぐに犬の飼い主である由比ヶ浜結衣と言う人物だと即理解した。

私は由比ヶ浜結衣に対して怒りしかこみ上げて来なかった。


「何で今頃来るんですか?入院した直後に病院に謝罪にいけますよね。ましてや入学式当日に家族である犬を助けて貰いながら犬をその場から連れて逃げる何てなにを考えてるんですか‼非常識にも程があります‼」

「ごめんなさい。本人には学校にて謝罪をするので、取り敢えずこれを受け取って貰えるかな?」


「これは受けとるけど、これで和解した訳ではないので了承しておいて下さい。学校にて一週間以内にお兄ちゃんに謝罪をして下さい。お兄ちゃんには伝えておきます。しなかったら結衣さんには謝罪する意志が無いと判断します。必ずして下さい。」

「必ず謝罪をします。お願いします。」


取り敢えず、菓子折りを受け取って、再び家の中に戻り鍵を掛けた。早速お兄ちゃんに連絡するとお兄ちゃんが了承してくれた。私は携帯電話で先程の会話を録音したので、帰ってきたらお母さんとお兄ちゃんには早速聞かせる予定だ。

当然由比ヶ浜結衣にとって裁判を回避する最後のチャンスになるが、小学生でも分かる事が分からない由比ヶ浜結衣では、謝罪をしないだろう。謝罪する意思すら無い事が証明されるので裁判を有利に戦える事になることを思っている。


一週間位では、食べなくても問題無いので謝罪

が無い場合は、郵送で送り返す事も私の中では決まっていた。

帰ってきたらこの事も言うつもりだ。お兄ちゃんもお母さんも反対はしないだろう。


もちろん、一週間が経ってもお兄ちゃんに対して謝罪が無い所か現れもしなかったと報告をお兄ちゃんから受けた。次の日には郵送で菓子折りを送り返したのは言うまでも無い事だった。






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