18:名無しNIPPER[sage]
2018/06/23(土) 11:28:37.69 ID:sSgW6r690
たえ「大丈夫。私とギターは一緒だから」
沙綾「待って、本当に意味が分からな――ちょ、近いって! ちょっと落ち着こう、おたえ!?」
たえ「どんしんくふぃーる♪ 秘密のーはなーぞーのー♪」
沙綾「いやいやいや! 怖いって! いまそう歌われるとすごく怖い!」
たえ「沙綾、私のことが嫌いじゃないんだよね? ならいいよね? 近くてもいいよね?」スゥ...
沙綾「また目のハイライトが消えた!?」
たえ「千聖先輩に教えてもらったんだ、消し方。『そっちの方が魅力的よ、おたえちゃん』って」
沙綾「あの人はなんてことを……」
たえ「さぁ、不可思議な夢の世界、描こう?」
沙綾「い、いやいやいや、ちょっと、それは色々マズイって! ちょ、待って、近っ、近い! ちょ、ま……ちょま……」
たえ「のーうぇいあー♪ 出口はーないーかーらー♪」
沙綾(あ、これはもうダメなやつかも……)
沙綾「い、いや、諦めちゃダメだ!」
たえ「大丈夫。大丈夫だよ。ちょっと別れ話をしよう?」
沙綾「絶対大丈夫じゃないって! 離れてって――わっ!?」
たえ「わー」ドサッ
沙綾(私たちの距離を離そうとおたえの肩を押したら、意外なほどあっさりとおたえは身を退いてくれた)
沙綾(そして勢い余った私はそのままおたえを押し倒すような形で床に転んでしまうのだった)
たえ「…………」
沙綾「あ、その、ごめ――」
たえ「そっか。沙綾は押し倒す側が良かったんだね」
沙綾「違うよ!?」
22Res/23.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20