7:名無しNIPPER[saga]
2018/06/21(木) 20:20:56.77 ID:zLTil8yE0
数分後、彼女は床に倒れていた。
その周囲には少しではあるけど、血が飛び散っている。
友達二人は酷く高揚していた。
恐らく、直接的な暴力を振るうことに、慣れていなかったのだろう。
私は少しだけ焦った。
「やば、やりすぎたかも」
外傷を与えてしまうとイジメの証拠になりかねない。
私は直接手を下していないので言い訳はできるけど。
共犯者として吊し上げられると今後の学校生活がやりにくくなる。
ここは何としても口止めをして……。
そこまで考えた所で、彼女……「森 妃姫子」がピクリと動いた。
床に手を着き、起き上がろうとする。
良かった、意識はあるみたいだし、上手く立ち回れば事件にはならないかも……。
私は彼女の様子を見て安心していた。
けど、安心しなかった者がいた。
彼女に対する直接的な暴力を行った友達二人だ。
二人は、彼女の様子を見て、恐怖したのだ。
恐怖し、直感的に「このままだとやり返される」と思い込んでしまったのだ。
だから。
起き上がりつつある彼女の頭を、思いきり踏みつけた。
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