1:名無しNIPPER[saga]
2018/06/21(木) 19:04:47.70 ID:zLTil8yE0
窓から外を覗くと、庭に彼女が立っていた。
即座にカーテンを閉めて布団にもぐりこむ。
まるで子供みたいに、呟き続ける。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
ああ、けど、こんな謝罪はもう間に合わない。
間に合いはしないのだ。
一緒に彼女をいじめていた友達二人は、居なくなってしまった。
あの小さな個室に「引きずり込まれて」以来、一度も見ていない。
次は。
次は、私の番だ。
恐怖に打ち震える私の耳に、ペタリという音が聞こえた。
見なくても判る。
誰かが、誰かが窓に張り付いて、部屋の中の様子を伺っているのだ。
気づかれてはならない。
私が布団の中にいることを。
決して気づかれてはならない。
もし。
もし気づかれたら。
きっと二人の友達と同じように。
同じように。
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2:名無しNIPPER[sage]
2018/06/21(木) 19:27:07.63 ID:57sPeGUSO
あなたそれ
ジャパリパークでも同じ事
言えるフレンズなんだね?
すごーい!
ハ ハ
3:名無しNIPPER[saga]
2018/06/21(木) 20:04:46.38 ID:zLTil8yE0
私のクラスに「森 妃姫子」という女の子がいた。
成績優秀で優しくて身長が高くて顔もとても可愛い。
教師からの受けも良い優等生。
4:名無しNIPPER[saga]
2018/06/21(木) 20:05:21.68 ID:zLTil8yE0
内容は些細なものだ。
挨拶されても最初の一度は必ず聞こえないフリをする。
5:名無しNIPPER[saga]
2018/06/21(木) 20:16:49.81 ID:zLTil8yE0
こんな言い訳が通じないのは判っている。
けど、こう思わずにはいられない。
彼女がもう少し人間らしい態度をとっていれば、また違った結果が待っていいんじゃないかな。
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