113: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/23(土) 01:55:15.39 ID:m1XId8Ww0
いつか選ぶ時は来ます。
「わかってる。残酷なことを言ってるかもしれないが――」
違います。あなたの話です。
いつか『あなたが』選ぶ時が来るんですよ。
わからないなんて、言わせませんよ?
とん、と突き出した指を、彼の左胸に押し当てます。
その先端から、まだ赤い糸が伸びていることを信じながら。
それがどんな答えでも、私には一番に聞かせてくださいね。
まゆ、その為にもずっとあなたのそばにいますから。
突き付けた指で、ゆっくりいびつなハートマークを描いてみたりして。
これは約束。――ううん、まゆなりの呪いです。
答えが出るまで、解かれませんよ。
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