83: ◆KWjQNDTan2[saga]
2018/06/27(水) 21:39:51.90 ID:OlbWkhBM0
巴「で、どうだ? もし金曜日に暇があるなら、ライブ見に来ないか?」
あなた「それは渡りに船です! 元から行こうと思ってましたし、チケットが頂けるのであれば嬉しいです!」
巴「なら良かったぜ。一応2枚あるからな、友達も誘ってきてくれていいぞ」
あなた(師匠はそう言って笑い、俺に2枚のチケットを差し出してくる)
あなた「ありがとうございます、師匠! 楽しみにしてます!」
あなた(それを受け取って俺は礼を言う)
巴「ああ。お前の前でハンパな演奏は出来ないからな、アタシも気合入れてやってやるぜ!」
あこ「ねぇねぇおねーちゃん、お昼ご飯はどうするの?」
あなた(と、師匠の話が終わると、それを待っていたように宇田川が声を出す)
巴「ん? 特には決めてないけど……まぁ教室に戻っていつも通りって感じだな。それがどうしたんだ?」
あこ「じゃあじゃあ、あこと一緒に食べない?」
巴「そうだな。せっかくあこのクラスまで来たんだし、それもいいな」
あこ「やったー! 決まりだね!」
あなた(宇田川とそんなことを話す師匠。その顔にはいつもよりもずっと優しい笑顔が浮かんでいた)
あなた(羽丘のことを知ってて頼りになる、という印象があった宇田川の幼げな一面)
あなた(それを受け止める師匠の姉としての優しい一面)
あなた(何か特別なものが見れたような気持ちだ)
あこ「それじゃあおねーちゃん、食堂行こっ!」
巴「ああ」
あなた(相変わらず優しい顔で宇田川に頷いたあと、師匠はこちらへ顔を向ける)
巴「それじゃあな。金曜日、CiRCLEで待ってるぜ!」
あなた「はい!」
あなた(その返事を聞くと、師匠は軽く手を振ってから、宇田川とともに教室を出て行った)
あなた「……まさか師匠の方から誘って頂けるなんて、感激だ……」
あなた(残された俺は、憧れの人から、憧れのきっかけになったライブに誘って貰えたことが嬉しく、そんな呟きを漏らすのだった)
……………………
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