23: ◆KWjQNDTan2[saga]
2018/06/20(水) 21:31:33.28 ID:NQFD6swr0
あなた「……ん?」
あなた(作者五十音順で並んでいる本棚と本棚の間)
あなた(そこにやけに端正な顔立ちをした女子生徒の姿を見つけた)
「ふむ、なるほど……ああ、つまりそういうことだね……儚い……」
あなた(本を読みながらブツブツと独り言をもらしている)
あなた(見ようによっては怪しいけど、なんだろうか。まるでドラマの一幕のように、その人のその姿は絵になっていた)
あなた(ぼんやりとその姿を見つめてしまう)
「……おや?」
あなた(と、その人物は俺の存在に気付いたようだ。ゆったりと、優雅な仕草で視線がこちらへ向けられる)
「ああ、すまない。邪魔になってしまっていたね」
あなた「いえ、こちらこそ」
あなた(そう言って、その人は読んでいた本を閉じる。その表紙に目が行く)
あなた(そこには「ロミオとジュリエット」と書いてあった)
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