【安価】執事「勇者のお嬢様。安価の呪いであります」
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281:Falsemanの人[saga]
2018/07/01(日) 10:45:27.03 ID:oJtoqjdI0
計156(偶):お嬢様の入浴中、執事とお話しする魔物使い


執事「……(ノ~ビノビ...」

魔物使い「お兄ちゃん?」

執事「どうかしましたか?」

魔物使い「お兄ちゃんはこの水晶玉、お姉ちゃんにプレゼントする予定だったんだよね?」

執事「……知っていたのですか?」

魔物使い「うん。それくらいわかるよーだ」

執事「……では、お嬢様が受け取らなかった理由もわかりますか?」

魔物使い「う〜ん。私なら喜んじゃうけど、お姉ちゃんは違う…。せっかくお兄ちゃんが錬金術で綺麗な水晶玉を作ったのに…。
あれ?お姉ちゃんは勇者と名乗る割にはたいして特技ないよね?」

執事「そうでしょうか。人をこき使う才能ならピカイチだと思いますよ?」

魔物使い「それは勇者の特技や才能じゃないと思うよ?」



執事「(言われてみればお嬢様が勇者として活躍した印象的なシーン……私は見てないですね。勇者の証を私から盗んだから十分に力を発揮できない……。あり得ますね。)」

執事「(お嬢様は勇者として活躍することで、自分が勇者だと認識したいのでしょうか。それゆえに私が錬金術師として活躍する私に遅れを感じた?)」

執事「(思ったより子供っぽい理由であり、やや複雑です。
その悔しさをバネにして強くなるか、それとも自分以外は認めない魔神思想に染まってしまうのか……)」



魔物使い「でも逆にお姉ちゃんに勇者の特技や才能があるから、いろんな事件に巻き込まれいるのかな?」

執事「あるいは勇者だと自覚するためにわざと首を突っ込んでいるか。
いずれにしろお嬢様には強くなってもらいませんと、生き続けるのは難しいでしょう。ですが焦りも禁物です。」


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